昔では、クラミジアは「目のトラコーマ」といわれる感染症として有名でしたが、衛生状態の向上によりトラコーマの感染者は稀になりましたが、現在、性器に感染する性器クラミジア感染症として再度有名な病気としてその名前を轟かせています。
基本的には、目に感染する病原体と性器に感染する病原体は同じクラミジア属に分類されますが違う型の細菌です。ですから、目に感染した病原体が性器に感染するケースは稀です。逆も然りですが、同じような粘膜形状のため特殊状況で感染例もあるようです。
それで、クラミジアとはどういったものかというと、細胞偏性寄生細菌で、特異なライフサイクルにより増殖する細菌です。
まず、感染した病原体が細胞内に入り込み特殊なカプセルをつくり、約2日間このカプセル内で分離増殖を繰り返します。2日間経過するとカプセルが壊れて分離増殖した病原体が回りの細胞内に飛び散って、また増殖を繰り返すサイクルになります。
クラミジアは、このカプセルの中で2日間じっと増殖を繰り返す点が特徴な細菌です。
最近では、性器クラミジア感染症と呼ばれていますが、性器のみではなく喉にも感染するケースが多数報告されるようになってきていますので、感染に気づいた場合は喉も疑ってみるべきですね。